2023/10/10

府中牝馬SGⅡ

 

【過去の傾向・展開・予想】
後半3F好走率70%に対し前半45%、内枠45%。
先の毎日王冠と同条件で傾向は同じく決め手重視も見据える先の違いとその翌週に位置していることで2つのレースの関連性はやや薄い。
毎日王冠の先は天皇賞(秋)、マイルCSとメンバーが1段上、こちらはやや条件の違う牝馬の頂点エリザベス女王杯へのステップや目標がこことその適性は多種。
昨年は⑫番人気イズジョーノキセキで金星。馬券に2頭二桁人気を入れながら上位評価5頭が全て7着以内に好走と想定条件はピタリも人気馬とリピーターが軽視できない。
リピーターなら昨年同様⑫イズジョーノキセキ。昨年の54Kgから56kgのトップハンデ、56Kg以上での馬券内好走はこれまで無く斤量克服がカギ。⑨アンドヴァラナウトは昨年とローテが前3走全く同じ。道悪に泣いた点が否めず、前3走の成績は昨年と比較しても遜色は無い。人気が完全に割れた様に抜けた馬がおらず、最後は展開や枠順、トラックバイアスが直線横並びの叩き合いで物を言いそう。かなり後ろ掛かりのメンバー構成で流れに追走できない後方一気は一発の可能性と掲示板圏外が隣り合わせ。昨年イズジョーが内有利バイアスをキッチリ追走し先に抜けて出たソダシを前が開いた所で並びかけ一瞬の決め手で交わした。斤量2kg差以外に恩恵を最大限に活かせた一発。
今回も内伸びあり条件を満たした馬の一撃があっても不思議は無い。

【欄外からの好走あれば】
1番手は前半1位、後半3位とした③ルージュステリア。
内枠から押し出され式にハナもある。内伸びあれば先に抜け出しての粘り込みが無くは無い。
決め手評価で後半5位の⑧ライラック。近走範囲距離を使っておらず久々の適距離。
範囲外での道悪の好走が2度あり道悪巧者。関東圏の1600m~2000mでは重賞含め全て馬券内でこの条件で見直す手。
前半3位のルージュエヴァイユは1800mが3-1-0-1と距離巧者。前走は同条件のエプソムCで2着、メイSに目をつむれれば再度。そのメイSが内前決着で、昨年のイズジョーと全く一緒のレースをしたサクラトゥジュールがV。内回り東京でよくあるこのパターンは怖い。
最後に①コスタボニータ。阪神牝馬Sではアンドヴァラナウト、ルージュステリア、イズジョーノキセキに先着。メイSではルージュエヴァイユに先着で直近4走でここのメンバーに先着を許したのは0.1秒差の②エリカヴィータのみ。実際は最内と大外なので言い訳は効く。
切れるイメージなくここでは展開合わず最初に切りたい1頭ではあるが好相性のクイーンSで3着。直近4走、特に同条件のメイSや初音Sのレースぶりを見る限り背負いなれた55Kgも他との比較でプラスと見える。
最低人気でも◎としたので⑩ファユエンも少し。初重賞でも狙った新潟記念で⑥番人気まで持ち上がったのは江の島Sと関ケ原Sの内容が評価できると恐らく視点が同じになった。
今回、世間と違うのが前走新潟記念の見解の違いであれば再度好勝負を期待したい。

あとがき
4角先頭の⑦ディヴィーナを見て2014年ヴィクトリアマイル⑪番人気ヴィルシーナの影を見たのは私だけで無いはず。
2013年の①番人気に続く連覇であった。
ジェンティルドンナが居なければ3冠を取れたヴィルシーナ。同世代でさえなければと言う話。
明日は3冠が掛かる秋華賞。
ライスシャワーを知ってる方は少ないかも知れないがメジロマックイーン、ミホノブルボンの3連覇や3冠を阻止し最後の春天でも勝利した大物食い。一番嫌いなタイプの馬の単勝を買って勝利を分かち合う喜びは3冠の偉業と遜色無いとここでは煽るのも一興。


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