2023/09/11

ローズステークスGⅡ

 

【過去の傾向】
2015年のミッキークイーンからローズSステップの秋華賞馬がいない。
2016年に何が起こったのかは第1回から秋華賞は観てるので結構明確に説明出来る。
まずは紫苑Sが重賞に格上げされたのが2016年。
この年の秋華賞は紫苑S組でワンツー、翌年は紫苑Sの優勝馬が秋華賞馬となり1週余裕ある紫苑Sに注目が集まる。さらには2018年のアーモンドアイ。優駿牝馬直行ローテで2021年まで全てこれ。
(優駿牝馬直行が全て秋華賞馬)昨年こそ秋華賞馬は直行で無かったが紫苑S優勝馬、更に直近3年が中京開催となったローズSにトドメを差した感。
夏の上がり馬vs春の実績馬とよく言われるが断然春の実績馬が上で3つの路線に分割された現在、ローズSの出走馬に本番に繋がらない結果がある事は予想では無く事実。
ただ、このレース自体のレベルがどうこうとか楽しめないと言う意味では無く久々の阪神開催でちょっと抜けた馬の出走、上がり馬の物色、ここでピークの優勝馬より、権利を取った3着馬が本番でも健闘などの傾向、基本決め手勝負のレースで一発逃げがあるとこれらを承知の上で予想をすると配当的にも楽しめるレース。

【展開・予想】
(2001年から過去の集計で直近3年の中京は一応除外)
⑧ユリーシャ、外となったが⑭コンクシェルが速く、枠順よい③レミージュ、④アリスヴェリテと行きたい馬が揃った。加えて出遅れ懸念していたラヴェルがオークスでは逃げの手と脚質転換、どれが鼻かは微妙も行ききった際の残り目は充分、但し速い流れでこのレース傾向通り差馬有利の展開を想定。上がり勝負と言いがたいのが開幕週同様に馬場は良く前がなかなか止まらないことにある。
過去の傾向で後半3F85%に対し前半3Fが44%あり、前に行った馬が結果上位の上がりをマーク。ホエールキャプチャ、ジェンティルドンナ、ヌーボレコルト、カンタービレなど番手でレースを進め上がり上位と力の違いを見せつけるので後方一気というケースが少ない。
4角10番手以下での上がり決着は2013年、2015年の2回のみ、どちらにしても速い上がりは必須でメンバー4番手以上の決め手が発揮できれば馬券内のチャンスは充分。
怖いのがダートを使ったシャトーブランシュ、タガノエトワール、ラピットランなどメンバー最速上がりで「勝ち負け」まで突っ込んできており、こんなタイプがいれば狙っても。
切れ味無いタイプで逃げ込んだのはリラバティ、クロスコミア、カワキタエンカ、中京であるがエイシンヒテン。
共通点は夏の上がり馬では無く、いかにも不利な阪神マイルのGⅠペース既に経験した馬。
前走で1勝クラスを勝ち上がったばかりという馬では無かった。
内3頭が10番枠より外からの発走で逃げを決め込んでのスタート。内が当たったクロスコミアやリアアメリアは結果的に上がりも上位と内ならさらにの恩恵がありそう。
決め手でキメウチなら①フォーチュンコード、⑫マスクトディーバ、⑪ココナッツブラウンの末脚に掛ける手もあるが区分では未知すぎる上がり馬の部類でパンチ不足の可能性、上位の決め手発揮なら一発期待は有り。
今回は予想以外に1頭決め手無い玉砕タイプを1頭加えて狙います。
最後に触れるのを控えた①番人気ブレイディーヴェーグ。この馬こそ、関西、輸送、右回りと初物づくしで戦って来た相手を観てうーん。
立場はあくまでも1勝クラスの勝ち上がり。
それでもここで評価が高いのは、この馬の鋭い決め手とタイムの速さ。自由の女神に敵が居ないのでクリアして欲しい関門。
最後に一言。名前間違いやけど週末まで名前を覚えられない馬は今年この馬が初めてw



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