【過去の傾向】
前半3F率42%に対して後半3F率が76%と東京競馬場らしい上がり優位のコースも時折ある先行馬の好走はこのコースの特殊性にあり内容は省略もこの同条件で組まれる重賞がフローラSのみと牡馬が出走できる重賞は無い。過去に天皇賞(秋)に出走していない馬の殆どが初めて経験するコースとなりリピータ-の多いこともうなずける。①番人気は馬券内率68%とまずまずで⑦番人気以下の好走は58%(小波乱)で過度の人気薄は避けたいところ。6歳以上の高齢馬は不振といわれ実際2013年のエイシンフラッシュ(5歳時は1着)迄遡るが1996年以降馬券内に好走した6歳以上の馬は5頭おりその5頭全て前走で重賞1着と全盛期を過ぎた高齢馬ではなかった。内枠は基本的に優位であるが記録している1993年以降馬券内の多い馬番順は⑦-⑧-①-④⑥⑨-②⑫となり⑦番は11回、②⑫番は7回。1度もないのがなぜか⑪番のみ。中間枠も好走が多く外枠は揃わない頭数の関係とも見て取れる。近走の成績で評価は下げた⑩ダノンベルーガと⑪ジャスティンパレスはこのレースで好走したリピーター。このコースで条件戦を含め勝ち鞍があるのは③ノースブリッジ、⑨ホウオウビスケッツ、⑩ダノンベルーガの3頭。さすがに⑫リバティーアイランドが崩れるシーンは想像しがたいがこのコースで0-2-0-0、2000mでは2-5-1-0の好枠⑧キングズパレスまでこの条件であるが故の結果は想定しておく。
皆騙された1999年
騙されたと言うと語弊があるので翻弄されたと言い換える。この年に宝塚記念を勝利したのはグラスワンダー。2着スペシャルウィーク、3着ステイゴールド。後の秋天に勝馬は参戦せず2、3着の2頭で決着しながら馬連が万馬券。何故そんな事が起こったのか。武豊がいつもの『覇気』が無いと言ったのを皆が鵜呑みにした。翌年は宝塚記念の1、2決着。昨年はスルーセブンシーズがいなかった。あとは札幌記念というのが痛い目にあった時の天皇賞秋。こればっかりは解らないですが今回は活気が無いとコメントあった①を切るのをやめておきます。